知的障がいについて

障害について

知的障がいって
 知的な能力が年齢相応に発達していないため、援助を必要とする状態です。言葉を上手に使うこと、計画、抽象概念、論理的な考えなどは苦手です。原因はさまざまで「不明」ということも多いです。困難なことにも個人差があります。仕事の手順をすぐ覚えることや、コミュニケーションが困難な場合があります。漢字の読み書きや計算が苦手だったり、一つの行動に固執したりする人もいます。しかし、その人に応じた支援によって、その人らしさを発揮するなど、少しずつ成長していける可能性を持っています。

状態
●一度に多くのことを覚えるなど、複雑な会話をすることは苦手です。
●自分の意見を的確に表現したり、上手に質問したりするのは苦手です。
●トラブルにあっても助けを求める、誰かに訴えることが苦手な方もいます。
●何かにこだわる、同じ質問を繰り返すという場合もあります。
●読み書きや計算が苦手な人もいます。

支援に関して
●簡単な言葉でゆっくり話してください。コミュニケーションがうまくとれない人もいます。どこまで理解できているかを確かめながら話してあげてください。できるだけ短い文章で、身ぶり手ぶりを交えたりすると効果的です。
●一見「変な」行動をすることもあります。ひとりごとを言う、ボーッと行きかう人を見ている、一方的に話す、などです。そのような行動にも当人なりの理由があります。危険や大きな問題がなければ、温かく見守りつつ、できる範囲でその意味を理解してあげてください。
●危険なことが分からない場合があります。優しく知らせてください。例えば、殺虫剤で遊んでしまう、人の家の敷地に入ってしま、などです。
●どうしてよいか分からなかったり、大声で注意されたり、急な変更に対応できなかったりすると、「泣きわめく」「飛び跳ねる」などのパニック状態になることがあります。そんな時は落ち着ける場所でクールダウンさせてください。