障がいのある子どもに対する親の思い
~幸せな家庭づくり運動をしています~
誰でも幸せな人生を送りたいと願っています。そのために幸せな結婚、幸せな家庭を夢見ています。特に出産に当たっては、どの親も大きな喜びと期待に胸膨らませて臨んでいます。しかし、現実には子どもを育てていく過程でさまざまな疑問や不安に襲われることがあります。
子どもが生まれた瞬間から障がいがあることを突きつけられた親もあり、障がいがあるのでは?との疑問を持ち不安の時を過ごし、幼少時の時に不安が現実のものとなる親もいます。さらに思春期の時にわかる親もいます。子どもの幸せを願い家庭の幸せを願ってきた親の思いは本当につらいものです。
私もそうでした。私もASDの子と知能指数(IQ)の低い多動の子と2人の障がいのある子が生まれた時には本当につらい思いをしました。精神的にもつらく、肉体的にも大変で、周囲の理解が得られない時もありました。
しかし、私自身がPTAの活動を通して、多くの学びの場を与えられました。多くのお子さんに触れ、子どもたちに与えられている生きる力に触れ、この子たちの個性を伸ばして、ある面ではサポートを受けつつも、ある面では人の役に立つ部分あることを知り、与えられた力を獲得して、自分らしく生き生きと人生を送ってほしいと願うようになりました。
私たちは人生の目的を知っています。為に生きる愛も学んでいます。しゃくし定規に捉えるのではなく彼ら、彼女らに、それぞれ与えられた力に応じた幸せの表し方があるので、保護者を始めさまざまな立場の皆さまのご理解をいただきたいと思うようになりました。それぞれにふさわしい愛の形を与えられた子どもたちを見る時、私もこの人たちがいてくれてある意味、幸せの作り方を教えてもらったように思え、時感動と喜びをもらっています。親同士もお互いに家族のように助け合う文化の素晴らしさを子どもたちから教えてもらっているように感じる日々です。T . M .(孝情天愛会会員)